ラグビーファンの皆さんこんにちは、スシ丸と申します。

今回はリーグワン第15節 花園近鉄ライナーズ 対 埼玉パナソニックワイルドナイツの1戦 3つのポイントからプレビューしていきます。これを読むともっと試合が面白く観れる(かもしれません)

まずは互いの先発メンバーから

◎ワイルドナイツ→ 今季ラストホームゲームとなるワイルドナイツはこの試合で通算200キャップ達成となる堀江がキャプテン。

1/6ぶりの出場となり前回のライナーズ戦でトライも奪った布巻が先発に。ワイルドナイツ初スタメン(初キャップ)の強力なNo8ゼイビアスタワーズに注目です。さらに10番には埼玉の誇るファンタジスタ山沢拓也が弟の京平のFBと共に兄弟で先発。控えの木原、高木も初リザーブに。

余談ですが、、、稲垣坂手ミラーデヤハーボーシェコーネルセンガンター小山ライリーコロインベテ。これ全員今節休みです。層の厚さが凄いですよね。

◎ライナーズ→キャプテン野中は欠場も前節勝利の立役者ともなった9番河村、10番岡村は先発に。強力なFW陣の一人セルホゼも欠場ですが5番サナイラワクァは前回対戦時もかなりワイルドナイツ相手に効いていました。また15番野口大輔はワイルドナイツの先発野口竜司との兄弟対決にも注目です!

次に前回の対戦(第2節)を振り返ります。 

前回の対戦ではワイルドナイツが49-0とライナーズを完封勝利(前半は7-0)

両者強いフィジカルバトルで固いDFを見せた試合でした。

パナソニックは前半エリアマネジメントで優位に立つも、ライナーズの協力なFW陣のDFに苦戦。脳震盪などで前半からFB山沢拓也がHIA、3番藤井も交代し後半も長谷川がケガで交代するアクシデントもあったがライナーズの疲れが出た後半から怒涛の攻めを見せて計8トライを奪い快勝。

ライナーズはFWの強いフィジカルで良いDFからのターンオーバーで前半を接戦に持ち込めたことが好材料でした。一方オーストラリア代表クエイド・クーパーや日本代表マシレワ選手の不在もありフィニッシュ力に課題が出た形。

それを踏まえて、今節の注目ポイントは

①両チームのアタック ②両チームの規律(反則数) ③ラインナウトの攻防 に注目したいと思います。

注目ポイント①両チームのアタック

まずは両チームアタックのデータから

トライボールキャリーゲインメーターラインブレイクオフロードパス
埼玉ワイルドナイツ9518518174152164
近鉄ライナーズ411377544984114
※第14節までのスタッツを基に作成

◎ワイルドナイツ 

・今季リーグワン両カンファレンス得失点差ぶっちぎりの1位(+400)からも、得点力は高く、今節は南ア代表のデアレンデと日本代表のライリーの両センターはお休みですが、12番に元ハリケーンズのヴィンスアソ、13番に日本代表長田と十分に強力です。また10番にファンタジスタ山沢、直近50:22を連発している11番竹山、14番にハイパントの名手野口、15番にロングキッカー山沢弟と日本最高のキッカーがそろい踏みしているのでアタック、またエリアマネジメントでも優位があるとみて間違いないでしょう。

◎ライナーズ

・チームの核となる元オーストラリア代表ゲニア、クーパーら、またフィニッシャーの日本代表のセミシマシレワが不在も、初勝利を飾った前節のスタメンSH河村、後半からチームを指揮したSO岡村が先発で、向井HCも「以前はクーパーがいなければオロオロしていたチームが今は彼無しでも筋の通ったアタックができる」と発言のあったように、しっかりと自力は高まっているように感じます。強力FWとのコンビネーションで鉄壁のワイルドナイツを崩し切れるかが注目です。

注目ポイント②両チームの規律(反則数)

被ペナルティPG(ペナルティゴール)
ワイルドナイツ12321
ライナーズ183

ワイルドナイツ

・ワイルドナイツの特徴として、ラインオフサイドの少なさがあげられます。特にゴール前を除くエリアでは徹底して規律を守ってDFができるチームです。結果相手の反則を誘いやすくPG数もリーグトップです。ただし前回対戦時はライナーズの協力FWに対してブレイクダウンで優位に立てず、反則を逆に奪われてしまい前半7-0と接戦に持ち込まれてしまいました。対策としてキャリアへのサポート人数、また前節トヨタヴェルブリッツ戦でも有効だったSHからの絞らせないアタックを見せてくれると思います。

ライナーズ

・現在被ペナルティ数(ペナルティを犯した回数)がリーグワーストのライナーズは、DFの固いワイルドナイツに対していかに規律を維持して攻められるか、また守れるかがポイントです。アタックについては前節を見ても取りきる力はついてきているので、そこに至るエリアマネジメントを気鋭の9番河村10番岡村がどう運ぶのかが見どころです。一方ワイルドナイツと対照的にDFはラインオフサイドが最も多いチームの1つです。前節も計4回ラインオフサイドを取られています。ここの規律を野中主将不在の中どう維持するのかが試合をものにできるかどうかの分岐点となります。

注目ポイント③ラインナウトの攻防 

ラインナウト成功ラインナウト失敗ラインナウト成功率ラインナウト14節成功率
ワイルドナイツ1802289.1%62.5%(10/16)
ライナーズ1553282.9%95% (19/20)

・3つ目のポイントはズバリラインナウト!データから見ると成功数でも成功率でも上回るワイルドナイツですが、ワイルドナイツは唯一ここが不安点でもあります。実はワイルドナイツは前節トヨタヴェルブリッツ戦でラインナウトを16回中10回成功で成功率62.5%と落ち込んでいます。そして一方のライナーズは20本のラインナウトで失ったのはわずか1回。成功率95%と平均マイボール率が80%とされるラインナウト、しかも雨天の試合でこの成功率は驚異的です。両チーム対戦相手の違いや出場選手も変わりますが、ここはひとつラインナウトの攻防も注目すると面白いと思います。

注目選手はワイルドナイツの20歳、No.8ゼイビアスタワーズ選手とライナーズSO岡村選手です。

ゼイビア選手はNo.8としてライナーズの協力FWに負けないフィジカルに注目です!

そして岡村選手にはトイメンに日本の誇る山沢拓也選手がおり、お互いにどのようなゲームメイクをするのか、マッチアップが楽しみです!

皆さんは今節のどんなところに注目していますか?良ければコメントで教えてください!

投稿者 スシ丸

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