◎リーグワンDivision1戦力分析~トヨタヴェルブリッツ編

どうもこんにちは、スシ丸です。体調を人生最大に壊してしまいまして、更新できず申し訳ございません。明日開幕ということもあるので、構成も変えつつ、のんびり書いていこうと思います。というわけで、来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析、トヨタヴェルブリッツ編です。読んでリーグワンの楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④(開幕)スタメン 注目メンバー

の順に見ていきます。

①昨季成績→リーグ戦10勝6敗

昨季ボーデン・バレットとアーロンスミスのハーフ団と大型補強を実施したトヨタでしたが、開幕節での丸山選手の怪我やSH福田選手の怪我も重なり思ったように勝ちを積み上げられずプレーオフ進出を逃してしまいました。が一方の今季もさらに大型補強を慣行。昨季と今季とは目指すラグビーはおそらく同じですが、そこに立つメンバーはかなり異なっています。新たにHCに就いた元AB’sHCのスティーブ・ハンセンさんの元、プレーオフ進出ができるか。期待の新たなスタートです。

②各国代表選手

PR 三浦 昌悟 木津 悠輔 浅岡 俊亮

HO ジョージ・ターナー(SCO)松岡 賢太

LO リッチー・グレイ(SCO)秋山 大地

FL アイザイア・マプスア

LO/FL/No.8 ピーター・ステフ・デュトイ 姫野 和樹

SH アーロン・スミス

SO 松田 力也

CTB ニコラス・マクカラン シオサイヤ・フィフィタ

豪華。その一言に尽きます。FWには2024年の世界最優秀選手を受賞したP.Sデュトイ、スコットランド代表79キャップを誇るLOリッチーグレイ、日本代表もずらりと並びながらSHにアーロンスミス、SOに松田力也、CTBにマクカラン、リーグラグビーから移籍のジョセフマヌ。凄いですね。これがどのようにチームとして機能するか、注目です。

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ トムロビンソン(引退)古川 聖人(横浜E)福田 健太(サントリー)ボーデン・バレット(NZ)丸山 凛太朗(花園L) チャーリー・ローレンス(相模原DB)

加入→ サミュエル・マタアファ(豪)田中ダウリンジョウナス(豪)リッチー・グレイ(SCO)松田力也(埼玉W)マットマッガーン(BR東京)ニコラス・マクカラン(東芝)ジョセフ・マヌ(豪)

離脱組は大きく6名。前期HCのイアンフォスターさんは、AB’sでもモウンガ×バレットの形で採用していたダブルSOの形を丸山選手×ボーデンバレットでおそらく目指していたと思われますが、ここでその2人が離脱。また出場時間を求めて福田選手が、脳震盪の兼ね合いでトムロビンソンが離脱。戦力の補強が必須の状況でした。

そこで加入したのが日本代表松田選手とマッガーン選手。加えてCTBにこちらも代表のマクカラン、さらにリーグラグビーの雄ジョセフ・マヌ選手。またFWにも経験あるリッチー・グレイと若手のサミュエル・マタアファと田中タウリンジョウナスを加入させ戦力の充実と若返りを同時に図っています。

④開幕スタメン、注目メンバー

スタメンは上記の通り。一部報道ではWTBかFBでの起用があるとされていたジョセフ・マヌ選手はCTBでの起用でしたね。デュトイ不在が気になるところではありますが、リッチーグレイ、姫野、アーロンスミス、松田選手のパフォーマンス、コンビネーションには大注目です。懸念があるとすれば、入れ替わりの多かった昨季から今期、チームとしてまとまりを持ちAT,DFし続けられるかでしょうか。まあそこも不動のSO松田選手にかかればなんとかなるでしょう。そこがチーム成績の大きなポイントになると思います。

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

前半に主力が

出ていることが多いです(比較的)。

〇勝利 ●敗戦 (5-1)

第1戦 vs神戸スティーラーズ ●26-33(前半19-14 後半7-19)

第2戦 vs日野レッドドルフィンズ 〇42-40(前半21-33 後半21-7)

第3戦 vsグリーンロケッツ東葛 〇45-24(前半33-12 後半12-12)

第4戦 vsシャトルズ愛知 〇38-26(前半7-14 後半31-12)

第5戦 vs静岡ブルーレヴス 〇61-50 (前半7-40 中半21-5 後半33-5)※3本ハーフで前半は主力温存

まとめ

昨季とは全く別と言って差し支えないヴェルブリッツ。DFに不安は残りますが、逆に言えばチームとして長いシーズン成長できる伸びしろは12チーム随一で、各人のポテンシャルも併せると今季のリーグワンのダークホースとなるかもしれません。

◎リーグワンDivision1戦力分析~コベルコ神戸スティーラーズ編

どうもこんにちは、スシ丸です。体調を人生最大に壊してしまいまして、更新できず申し訳ございません。明日開幕ということもあるので、構成も変えつつ、のんびり書いていこうと思います。というわけで、来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析、5日目。本日はスティーラーズ編です。読んでリーグワンの楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④(開幕)スタメン 注目メンバー

の順に見ていきます。

①昨季成績→リーグ戦9勝1分6敗

昨季アーディ・サベア選手が加入したスティーラーズですが、思うようにチームとして勝ちを積み重ねることはできない一方、そのアタックでは平均ゲインメーター4.88と他の11チームをぶっちぎって1位と他チームの脅威になっていました。とここまででもわかる通り、課題はDFにあるので今季どこまでDFを固く攻められるかがプレーオフ進出の鍵になってくると思います。

②各国代表選手

PR 具 智元

HO ジョージ・ターナー(SCO)松岡 賢太

LO 小瀧 尚弘 ブロディー・レタリック

FL サウマキ・アマナキ

LO/FL/No.8 ティエナン・コストリー

SO 李 承信

CTB/WTB 濱野 隼大

こちらもキャノンと同じく代表クラスはもちろんですが、PR中島、No.8ヴィリーポトヒエッター、SH日和佐、SOガットランド、CTBラウマペ、マイケルリトル、WTBイノケブルア、FB山中亮平選手とそれに次ぐ実力者が揃っています。破壊力十分のアタックを持つ彼らがチームDFをしっかりと構築できればプレーオフ、その先も見えてくると思います。

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ アーディ・サベア(モアナ・パシフィカ)

加入→ カウヴァカ・カイヴェラタ(チーフス)ジョージ・ターナー(SCO)イノケブルア(横浜E)

離脱組は10名、大きくはやはり現AB’sのアーディですが、離脱自体は元から確定していたことですのでプレー面での影響は大きい一方それほど戦略的には影響ないと思われます。そういったことからも12チームで最もスタメン戦力的に流出が少なく、チームの核が昨季から残り続けているチームと言えます。

加入組からは上記の3名。スーパーラグビーのチーフスから加入、22歳189㎝118㎏のカウヴァカとスコットランド代表45キャップを誇るジョージターナーのフロントローは驚異です。また昨季イーグルスで活躍したイノケブルア選手の加入もBK陣の層の厚さがぐっと増し、よりパワフルなアタックが期待できそうです。

④開幕スタメン、注目メンバー

スタメンは上記の通り。何よりもHOジョージ・ターナーがどこまでレヴスのスクラムと組めるかが気になりますし、昨季はCTBでの起用が多かったスンシン選手がここにきてSOに復帰!彼とSH日和佐選手の速いゲームコントロールで神戸のアタックがどう輝いていくかとても楽しみです。注目はスタメンではジョージターナーと李選手、控えからは17番チーフスから加入のカウヴァカ選手!彼のパワフルなプレーに注目です。

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

前半に主力が

出ていることが多いです(比較的)。

〇勝利 ●敗戦 (3-1-1)

第1戦 vs江東ブルーシャークス ●19-48(前半14-7 後半5-41)

第2戦 vsスカイアクティブ広島 〇51-0(前半17-0 後半34-0)

第3戦 vsトヨタヴェルブリッツ 〇33-26(前半14-19 後半19-7)

第4戦 vs花園近鉄ライナーズ △34-34(前半26-12 後半8-22)

第5戦 vs三重ホンダヒート 〇68-35 (前半35-14 後半33-21)

まとめ

昨季よりもタレントが揃い、層の厚さも出てきたスティーラーズ。FWはレタリック、BKは李選手中心に彼らの強みでもあるFWの豪快なゲイン、BKの軽快なランで素晴らしいラグビーを魅せてくれると思います。あとはDFがどこまで頑張れるか!

◎リーグワンDivision1戦力分析~横浜キヤノンイーグルス編

どうもこんにちは、スシ丸です。来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析、4日目。本日は個人的に期待1番プレシーズンマッチ観ていてワクワクしたランキング1位のキヤノンイーグルスです。読んでリーグワンの楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④予想スタメン 注目メンバー

⑤プレシーズンマッチ結果 の順に見ていきます。

①昨季成績→リーグ戦10勝6敗 プレーオフ4位

昨季イーグルスはチームの要でもあったカテゴリーCのデクラーク、クリエルら2人を怪我で欠いてしまい、(諸所原因はあると思いますが)思うように結果が出せませんでした。特に昨季からより個人のDF力が重要なDFシステムに変更したそうですが、結果としてタックル数はディビジョン1最小で、効率的なDFシステムが構築できていた一方、失点数が1試合平均28点で課題です。ここを今季改善できれば創部21年目にして悲願の優勝も見えてきそうです。

②各国代表選手

PR 岡部 崇人

FL ビリー・ハーモン

No.8 シオネ・ハラシリ

SH ファフ・デクラーク

SO 田村 優

SO/FB 小倉 順平

CTB 梶村 祐介

CTB/WTB ジェシー・クリエル

現役代表選手こそ多くはありませんが、HO庭井、中村、LOコーマック・ダリー、マシュー・フィリップ、トム・ジェフリーズ(いずれも2m over)、No.8マフィ、SO武藤、UtilityBKブレンダン・オーウェンとかなりの実力者が揃っています。沢木HCの”らしさ”なのか金銭的制約からか、キャノンは登録47名のカテゴリーB、Cのメンバー7名全員の年齢、経歴がかなり良く必要なポジションに適切な補強が行われている印象があります。その為、カテB.Cの稼働率はかなり高く、コストに見合った投資になるだろうと見ています。カテBCの費用対効果(稼働率、言っちゃえばコスパ)は事業化を目指すリーグワンの方向性からもかなり重要で、今季シーズン終了まで数字を追いかけてみようと思います。

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ マックス・ダグラス(Wales) コーバス・ファンダイク(引退) ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ(仏)イノケ・ブルア(神戸) エスピー・マレー

加入→ 武藤 ゆらぎ(東海大) ゴールディング光士(豪) コーマック・ダリー(豪)ビリー・ハーモン(NZ)古川 聖人(トヨタV) ブレンダン・オーウェン(ENG)

離脱組からは、主力級のLO(FL)2枚とCTB,WTB、FBが各1枚ずつ離脱。それに合わせてLO、FL、FBを補強。CTBは梶村選手とクリエル、タカヤワもおり、ブレンダン・オーウェンを持ってきてもいいので大丈夫でしょう。そして加入組で何より光るのはSO武藤選手。田村選手の元、めきめきと力をつけているように見えます。実際、プレシーズンマッチでのラインコントロールは素晴らしく、(キャノン全体としてのFW、BKの連動が良かったこともありますが)アイルランドを彷彿とさせるようなATで、言い過ぎかもしれませんが、ジョナサン・セクストンぽさを感じました。

またもう一人期待するのがオーストラリアから加入、188㎝、125㎏の恵まれた体格を誇るPR、弱冠21歳のゴールディング光士選手です。オーストラリア高校代表に選ばれた経験もありながらカテゴリーAということで、期待しかありません。キャノンには岡部選手含め見本となる先輩も多いので、存分に吸収し力をつけ、将来はオペティ・ヘル選手のようになってほしいです。

全体としては今季も十分に実力、バランス共に優れたチームですので、上位に食い込んでくるのは間違いないでしょう。沢木HCのスペシャルサインプレー、通称”沢木スペシャル”には今季も注目です。

④予想スタメン 注目メンバー

カテゴリーAの選手が多く、層も厚い分どうとでも組めるのが強みかもしれません。実際、プレシーズンマッチではマフィ選手の6番起用もしており、どんなラインナップで当日来るか楽しみです。武藤選手スタメンの場合、控えから田村選手出てくる安心感凄いですね。唯一、BK3のサイズとキック力は(176,167,172cm)懸念点に挙げられるかもしれません。注目はもちろん10番SOの武藤選手。未来の日本代表候補として、ルーキーらしからぬプレーでリーグワンを盛り上げてほしいです。

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

〇勝利 ●敗戦 (4-1)

第1戦 vs江東ブルーシャークス 〇69-19(前半24-19 後半45-0)

第2戦 vs花園近鉄ライナーズ 〇67-7(前半14-7 後半52-0)

第3戦 vs静岡ブルーレヴス 〇52-33(前半21-28 後半26-0)

第4戦 vsブラックラムズ東京 〇48-14(前半10-7 後半38-7)

第5戦 vs東芝ブレイブルーパス ●24-28 (前半10-14 後半14-14)

代表活動で抜けているのがPRとCTBの分、チームとして連動したアタックは積み上げられてきていると思います。プレシーズンマッチで見た流れるようなアタックが出始めるとどのチームでも止めることは難しく、文句なしに良い準備はできているのではないかと思います。あとは怪我無くシーズンを戦えれば…

まとめ

沢木HCのもと、少しずつ実力を上げてきているイーグルス。今年こそ決勝進出、そして優勝へ向けそのポテンシャルとメンバーは揃い始めています。正直プレシーズンマッチのアタックを見ただけで今季のイーグルスの試合を観るのが楽しみなところ。スローガンでもある、Exciting and Quality rugby を体現するようなアタックにDF力がついてこれば鬼に金棒です。

蛇足 ~理念、スローガン、チームスピリットetc~

2024-2025スローガン -共に超える-

今年のスローガンは「共に超える」 去年ポストシーズン到達できなかった決勝に行き、そして優勝するという強い意志をサポーターと「共に」持ち、進んでいく意。

読んでいただきありがとうございました!明日はコベルコ神戸スティーラーズ編。それでは!

◎リーグワンDivision1戦力分析~サントリーサンゴリアス編

どうもこんにちは、スシ丸です。来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析、3日目。読んでリーグワンの楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④予想スタメン 注目メンバー

⑤プレシーズンマッチ結果 の順に見ていきます。

①昨季成績→リーグ戦10勝1分5敗 プレーオフ3位

サントリーは昨季、高い実力を持ちながらも東芝、パナ、キヤノン、クボタに敗戦、レヴスと分けています。原因は諸所考えられますが、それでもプレーオフ進出をしっかり決め、3位決定戦ではキャノンに勝ち切るそのポテンシャルは非常に高いです。このチームのSOをルーキーの髙本選手がしているという圧倒的将来性が凄い。

②各国代表選手

PR 垣永 真之介 森川 由起乙 

HO 堀越 康介

FL サム・ケイン ショーン・マクマーン 下川 甲嗣 山本 凱

SH 福田 健太 流 大 

SO 髙本 幹也

SO/CTB/FB 森谷 圭介

CTB 中村 亮土 中野 将伍 

CTB/WTB 尾﨑 泰雅 

WTB/FB チェスリン・コルビ 尾﨑 晟也 松島 幸太朗

層の厚さという面でいうとNo.1かもしれません。LOも2m越えが3人おり、ここにボルドー帰りのタタフが加わると更にタレント揃いなチームになります。プレシーズンでの福田、髙本選手らのゲームコントロールは敵チームにかなりの脅威になっていました。

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ 齋藤 直人(仏)ニコラス・サンチェス ガレス・アンスコム ツイ・ヘンドリック(浦安D)

加入→ 福田 健太 マックス・ヒューズ シオネ・タプオシ

離脱組からは、やはり日本代表の齋藤選手とニコラス・サンチェスの離脱が大きいです。とはいえ福田選手や森谷選手の加入でカバーはできているので、そこまで大きく痛手にはならないかと思います。

新戦力として加入のシオネ・タプオシはオーストラリアのリーグラグビー(13人制のラグビー)出身。192㎝、100㎏のフィジカルは見るのがめちゃくちゃ楽しみな選手です。サントリーも総じて去年の強さは健在で、チームとしての完成度は去年よりも確実に高く、良いラグビーが期待できそうです。

話は逸れるのですが、加入した福田、マックスヒューズ選手ら含めSHは6人登録と多すぎます。齋藤選手帰国後はサントリー以外に移籍するのか、流選手含め今季限りでベテランが引退することが決まっているのか。どうなんですかね…?

と思ってたら流選手のこんなインタビューが。引退はまだまだ先になりそうですか?との問いに対して。

流)それもないです(笑)。何年とかどれだけの期間とかは言えないですけれど、本当に短い期間でやり切ると決めているので、ファンの皆さんはなるべく僕の姿を見ておいた方が良いですよと、このインタビューを通じて伝えたいですね(笑)。

今期は流選手を目に焼き付けましょう。参考

④予想スタメン 注目メンバー

組んでみて感じたのは、層がめちゃくちゃに厚い。去年はワイルドナイツがスタメン抜きにもう1チーム組める、なんて言われてましたが今年はサントリーが組めそうです。尾崎泰雅、江見、シオネ、垣永、シオネ選手らまだまだいますが本当に改めてスター選手が揃っています。去年はまだチームの成熟度が高まっていなかった印象ですが、今年は加入離脱の影響も少なく、むしろよりテンポアップした新しいサンゴリアスが期待できそうで楽しみです。注目メンバーは髙本選手。2年目の若きSOがタレント軍団をどこまで連れていけるか、23歳とは思えない彼の冷静なゲームコントロールに注目です。

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

〇勝利 ●敗戦 (5-0)

第1戦 vs浦安Dロックス 〇35-28(前半28-7 後半7-21)

第2戦 vs豊田自動織機シャトルズ愛知 〇55-21(前半24-7 後半21-14)

第3戦 vsトヨタヴェルブリッツ 〇57-26(前半17-14 後半40-12)

第4戦 vs東芝ブレイブルーパス 〇47-28(前半21-14 後半26-14)

第5戦 vsクボタスピアーズ 〇49-42 (前半21-21 後半28-21)

5戦全勝とチームとしても状態がいいのが伺えます。実際、4戦目の東芝戦は前半東芝側もモウンガ、フリゼルらが出場してこの点です。サンゴリアスのアグレッシブアタッキングラグビーと福田選手の捌きのテンポ感が凄くマッチしているように感じたのと、髙本選手も凄くのゲームコントロールも良かった。モウンガと比べても他のスキルは置いておいて、ゲーム運びに関しては遜色無いレベルでした。

まとめ

今季優勝を掴めるかどうかは去年から大幅なメンバー変更の無い中、どこまでのものを積み上げられるかにかかっていいます。去年のリーグ戦5敗はいずれも接戦でした。接戦で勝敗を分けるのはディテールです。新HCとなった小野晃征さんの手腕で、どこまで突き詰めてゲームに迎えるか。熾烈なリーグ戦、接戦をものにし1勝1勝を積み上げることができれば今季待望の優勝も十分に狙える戦力です。

蛇足 ~理念、スローガン、チームスピリットetc~

2024-2025スローガン -WIN THE ONE-

今年のスローガンはWIN THE ONE 目の前の1つずつの出来事に全員が一つずつ勝っていき、日々成長していく姿を見せるという意のようです。

AGGRESSIVE ATTACKING RUGBY

サントリーのチームスピリットのようなものですが、続く言葉に、

NO FEAR, HAVE COURAGE KEEP CHALLENGING. NO.1 FIGHTING SPILITS IN JAPAN

(恐れることなく、勇気を持ち、挑戦し続ける。日本一の闘志)とあります。かっけえ(小並)

それではまた明日。読んでいただきありがとうございました!

◎リーグワンDivision1戦力分析~埼玉パナソニックワイルドナイツ編

どうもこんにちは、スシ丸です。来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析、2日目。読んでリーグワンの楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④予想スタメン 

⑤プレシーズンマッチ結果 の順に見ていきます。

①昨季成績→リーグ戦16勝0敗 プレーオフ準優勝 

ワイルドナイツは昨季日本代表の堀江、内田、両選手が引退を発表し、前年クボタに敗れた雪辱を晴らすべく王座奪還を掲げシーズン無敗の16勝でプレーオフに進みました。しかし、モウンガ有する東芝に最後の最後痛恨のフォワードパスで逆転ならず(今でも悔しい)。2年連続の準優勝となりました。

②各国代表選手

PR 稲垣 啓太 ヴァルアサエリ愛 クレイグミラー

HO 坂手 淳史

LOルードデヤハー

FL ベン・ガンター 福井翔大

LO/FL/No.8 ジャック・コーネルセン

SH 小山 大輝

SO/FB 山沢 拓也

CTB ディラン・ライリー ダミアン・デアレンデ ヴィンス・アソ

CTB/WTB 長田 智紀

WTB マリカ・コロインベテ 竹山 晃暉

FB 野口 竜司

改めて堀江、内田選手が抜けても主力は錚々たるメンバーです。今季はここに移籍&若手がどこまで押し上げられるかが優勝へのカギになりそうですね。

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ 堀江翔太(引退)内田啓介(引退)松田力也(トヨタV)マークアボット(三重H)

加入→ ジョシュアノーラ(花園L)ヴィリアミ・カイポウリ(三重H)タニエラ・ヴェラ(東洋大)

離脱組からは、引退の2人の存在はもちろん、不動のSOだった日本代表の松田選手が移籍した事で、直接的には豪華なメンバーがスタメンには並びますが、控え組に変化があります。よって今年はリザーブメンバーの下からの突き上げがどこまでかかるかが、かなり重要になってきます。また、山沢拓也選手をSOで使うのか、それともFBで使うのかはかなり難しい問題で、①SO山沢弟-FB山沢兄、②SO山沢兄-FB野口、③SO山沢兄-FB弟、④SO弟-FB野口 の4パターンどれでも可能で、どれもが魅力的です。一方、昨年までの安定したプレーメイクができるかと言われると、難しいとも感じています。推しチームのファンとして、プレーオフには行けると思っていますが去年までのように確実に決勝にいけるだろうという安心感は無く、今年は我慢の年になるのではないかと思っています。むしろこの予想を裏切ってほしいです。

一方新戦力としてカイポウリ、ジョシュアノーラが移籍加入。ワイルドナイツは移籍組をあまり取らないチームだけに驚きました。コロインベテの控えとしてWTBとFB枠でノーラ、コーネルセンもLO枠で登録なので、No.8登録のカイポウリが開幕スタメンあり得るかもしれません。

総じて、チーム力は落ちておらず、4強に入る実力は確かで優勝を願っています。が、絶対的SO移籍の影響は小さくはないと考えています。安定したパフォーマンスにどれだけ早く近づけるかが肝です。

④予想スタメン 期待メンバー

デヤハー選手は年明けの復帰、それまではNo.8カイポウリ、LOコーネルセンを予想しています。また山沢(兄)、弟、野口、コロインベテのBK3誰を置くか問題は、ロビーHCがかなり選手の負担を意識しているように感じられる選手起用をしているので、長田選手をCTBの控えにするなど色々と試していくでしょう。注目する選手は竹山選手。オーストラリア留学でフィジカル強度の高い中での身体の使い方、スキルを習得しレベルアップした彼のプレーに注目です。

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

〇勝利 ●敗戦 (2-3)

第1戦 vsキャノンイーグルス 〇35-33(前半14-19 後半21-14)

第2戦 vsクイーンズランドレッズ ●29-59(前半17-35 後半12-24)

第3戦 vsクイーンズランドレッズ ●28-42(前半14-24 後半14-18)

第4戦 vs三菱重工相模原ダイナボアーズ ●21-45(前半07-26 後半14-19)

第5戦 vs豊田自動織機シャトルズ愛知 〇55-28 (前半31-14 後半24-14)

日本代表含めた各国代表に参加する選手が多いのもあり、ベストメンバーでの試合はまだなく、その点は他チームよりも遅れています。プレシーズンで見えてくるのは新人や若手らリザーブとしてチームを勢いづける役割の彼らがどこまで戦えていたかです。レッズ戦ではDFにまだ難があるようにも見えましたが、これがどう改善してくるのかが楽しみです。

まとめ

移籍・加入者数は少なかったワイルドナイツですが、今期優勝できるかは下からの突き上げがどこまであるかにかかっていると思っています。とはいえもちろんリーグワンの中でも個々のスキル、チーム力共に抜きんでており、間違いなく今年もその実力をいかんなく発揮してくれるでしょう。

蛇足 ~理念、スローガン、チームスピリットetc~

ワイルドナイツ、それは”夢、追う者たち”の象徴

パナソニックラグビーチームは、その戦歴、愚直一徹なプレースタイル、プレーヤーの経歴等から、“野武士軍団”という異名を頂戴して参りました。このような異名は、トップリーグ参加チーム中、唯一、授かってきた名誉です。
トップリーグのスタートを機に、私たちがチーム名に込めた想いは、何人をも圧倒する肉体的強さと、何事があっても砕けぬ精神的強さをもって『夢の実現』に挑み続ける“夢、追う者たち”の象徴として、また次代を担う子供たちのあるべき姿をイメージし、野武士軍団「パナソニックワイルドナイツ」と命名しました。※世界各国、4000件を超える一般公募により決定。(公式より抜粋)

スローガン Keep the Dream Alive

直訳すると「夢を活かし続ける」ですが、意味合い的には夢を追う事を諦めない事、その為に努力を惜しまない事が込められていると思います。公式では、何人をも圧倒する肉体的強さ、何事でも砕けぬ精神的強さを持って夢の実現に挑み続ける「夢を追う者たち」の象徴、また次代を担う古語も立ちのあるべき姿をイメージして命名したそう。

◎リーグワンDivision1戦力分析~東芝ブレイブルーパス編

どうもこんにちは、スシ丸です。今日から来るリーグワン2024-2025シーズン開幕に向け、1日1チーム、全12チーム各チームの戦力分析をしていこうと思います。とはいっても堅苦しく「この数値が~」ではなく、雑多に多分今年このチームはこんな感じだよね程度に思っていただければ。楽しみな点、期待する選手、期待する成績、等楽しみ方は人それぞれだと思いますので、一つでもそういった視点が増えていれば幸いです。

話す順番として、

①昨季のリーグ戦、プレーオフトーナメント結果

②所属各国代表選手

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

④予想スタメン 注目メンバー

⑤プレシーズンマッチ結果 の順に見ていきます。

まず初めに昨季優勝の東芝ブレイブルーパスから。

①昨季成績→リーグ戦14勝1分1敗 プレーオフ優勝 

東芝は接点無双を掲げた元来強いFW陣に加え、昨季リッチー・モウンガ、シャノン・フリゼルの獲得で一気に戦力を充実させリーグワン初優勝を掴みました。今季もその戦力は衰えていません。

②各国代表選手

PR 木村 星南 

HO 原田 衛 

LO/FL/No.8 リーチ・マイケル 

LO ワーナー・ディアンズ

SOリッチー・モウンガ

WTB ジョネ・ナイカブラ

FB 松永 拓朗

チームの核となる2・8・10・15番に代表選手がいるのは強さを感じます。また年齢も若く、まだこれからも代表経験が積んでいけることも◎

③昨季からの主要離脱・加入メンバー

離脱→ SO中尾隼太(三重H)CTBニコラス・マクカラン(トヨタV)

加入→ SO池戸将太朗(明大) Utilityステファーナス・ドゥトイ(流経大)

離脱組からは、昨季その堅実なプレーで持ち味を発揮し、日本代表に抜擢されたマクカランの離脱は大きく、またシーズンを戦い抜く上で重要なモウンガの控えとなっていたSO中尾選手の移籍もまた痛手です。

一方新戦力としてSOには期待の若手池戸選手が加入し、今期SO登録の日本代表松永選手を見て勉強するのか、控えの座を勝ち取るのか楽しみな所です。また流経から南アフリカ出身185cm,96kgのユーティリティバックス、ステファーナス・ドゥトイが加入し、むしろFBは桑山、マイケルコリンズ、ドゥトイ、松永と誰が出ても一定のパフォーマンスは期待できそうです。

ただ1点、CTBがマクカラン離脱でタマニバルが主体となる所には不安が残ります。ボールキャリーの爆発力はありますが、東芝BK陣で唯一プレーの安定性に不安があり、DFについてもマクカランの方が信頼が置けます。それほど入替の少なかった東芝において選手選考で唯一の懸念点だと思います。

④予想スタメン 注目メンバー

プレシーズン最終節メンバーを軸に代表3名が復帰した形。昨季からの変更も少なく、安定した実力が出せる布陣です。注目はワーナー・ディアンズ選手。日本代表でも出色の出来だった今季3期目のディアンズ選手。年々強度の高まるリーグワンにおいてもラインナウト、フィールドプレーの両面で支配的な活躍に期待します!

⑤プレシーズンマッチ結果

サインプレーの少なさや交代選手枠の多さ、代表クラスの不在などもあるのであくまで参考程度に。

〇勝利 ●敗戦 (5-3)

第一戦 vs三菱重工ダイナボアーズ ●14-29(前半14-24 後半0-5)

第二戦 vs九州電力キューデンヴォルテクス 〇40-33(前半14-21 後半26-12)

第三戦 vsリコーブラックラムズ東京 ●22-59(前半10-35 後半12-24)

第四戦 vs東京サントリーサンゴリアス ●28-47(前半14-21 後半14-26)

第五戦 vs横浜キャノンイーグルス 〇28-24(前半14-10 後半14-14)

特に4,5戦目はリーチ、モウンガ含め代表組以外ほぼスタメンで前半は戦っていましたので今期もサントリー、キャノンの実力は十分に見えます。とはいっても代表組が入るとまたチームはガラッと変わるので、ここも参考程度ですね。

まとめ

東芝は今季も実力としては申し分なく、特に加入・離脱数が少ないことからもチームとして成熟していけることが強みとしてあります。大物が続々と加入、移籍したリーグワンの中においてもモウンガ1人いるだけでチームとしての安定感は抜群で、今季も優勝候補の1つだと思います。

蛇足

チームスピリット  【猛勇狼士】~我ら、接点無双、猛攻猛守の紳士なり。~

猛勇狼士には、猛がクラブの根源でもある接点で勝つ事、勇狼がブレイブルーパス、士が紳士と武士を表しているそうです。チームサイトにある、下の武田双雲氏が揮毫(きごう)した字が最高にかっこいいです。こんなん試合で掲げられてたらそれだけでちょっと熱い。あとサイトでは生チーム歌も聞けます。

(引用元:チームスピリット・チーム歌 | ニュース | 東芝ブレイブルーパス東京